
これから1週間ご注意ください
4月20日午後4時52分、三陸沖を震源とするマグニチュード7.7の地震が発生しました。
青森県内では八戸港で40cm、むつ小川原港・むつ市関根浜で20cmの津波を観測しました。負傷者は2名、最大1,865名が避難されましたが、現在はすべての避難指示が解除されています。翌21日には県内88校が休校するなど、影響は決して小さなものではありませんでしたが、ひとまず大きな人的被害がなかったことは、不幸中の幸いでした。
ただし、いま私が皆さまに最もお伝えしたいのは、地震が「終わった」話ではなく、これからの1週間の話です。
青森は「後発地震注意」期間に入っています
今回の地震を受けて、気象庁から「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表されました。
これは、大規模な地震の後、さらに大きな地震(M8以上の巨大地震)が連続して発生する可能性が、平常時より高まっていることを知らせる情報です。今後およそ1週間、特に注意が必要とされています。
「終わった」のではなく、「これから一段大きなものが来るかもしれない」——これが今、青森が置かれている状況です。
青森県は3月、ひとつの選択をしました
青森県は本年3月、「青森県自助・共助による防災の取組の推進に関する条例」(通称:あおもり防災条例)を制定しました。この条例の核は、シンプルです。 自分の身は、まず自分で守る。そして、隣の人にも手を伸ばす。
行政(公助)には限界があります。災害発生からの最初の72時間、命を分けるのは、自宅の備蓄と、隣近所の声かけです。県では最低3日分、できれば1週間分の備蓄を呼びかけており、災害時の備えをまとめた「あおもりおまもり手帳」のリニューアルも予定されています。
今夜できる一つのこと

数字や条例の名前を覚える必要はありません。 お願いしたいのは、今夜、ご自宅の棚をひとつ開けてみていただくことです。
- 飲料水は、家族の人数 × 3日分(一人1日3リットルが目安)ありますか
- レトルト食品・缶詰・カセットコンロのガスの賞味期限は切れていませんか
- 常用のお薬は、1週間分の予備がありますか
- 携帯電話の充電器、モバイルバッテリーは使える状態ですか
そしてもうひとつ。 ご近所に、お一人暮らしのご高齢の方はいらっしゃいませんか。 今週のうちに一度だけ、「大丈夫ですか」と一言、声をかけてみる——これが共助です。条例の中で最も重い、たった一言の行動です。
委員会で質問したこと

4月21日の建設危機管理委員会で、私からは2点を質問・要望させていただきました。
ひとつは、災害時の備蓄に関する普及啓発の強化です。条例ができた今、それを県民お一人おひとりの行動につなげるための具体的な工夫が問われています。
もうひとつは、土木系人材の育成・確保です。災害時の道路復旧や避難路の確保を担うのは、最終的に「人」です。中長期的に青森を守る人材をどう育てるか——これは平時の今こそ向き合うべき課題です。
加えて、中東情勢など海外の動向も、エネルギーや物流を通じて私たちの暮らしに影を落としかねません。地震だけが備えるべき対象ではないということも、改めて申し添えておきます。

